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芥川龍之介 03「蜘蛛の糸」

芥川龍之介 03「蜘蛛の糸」

著者:芥川龍之介

再生時間:35分9秒

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内容紹介

『蜘蛛の糸』『トロッコ』『尼提』 同時収録!!!

『蜘蛛の糸』

ある日のこと、釈迦は極楽の蓮池のふちに佇み、はるか下の地獄をふと覗いた。すると地獄の底にカンダタという大泥棒を見つける。カンダタは生前、小さな蜘蛛を助けたことがあった。釈迦は地獄の底のカンダタを極楽への道へと案内するために、一本の蜘蛛の糸をカンダタに下ろす。カンダタは極楽から伸びる蜘蛛の糸を見て、極楽に行けるかもしれない、と考える。そして蜘蛛の糸をのぼり始める。ところがのぼっている途中でふと下を見ると数限りない罪人が糸をせっせとのぼってくる…。

『トロッコ』

芥川龍之介が1922年(大正11年)に発表した短編小説。

良平は26歳で妻子と一緒に東京に出て来た。今ではある雑誌社の二階に、校正の朱筆を握っている。その彼が何の理由もなしにトロッコにまつわる彼の記憶を思い出すことがある──。良平が八歳のときに、小田原?熱海間で軽便鉄道敷設の工事が始まった。その工事現場では土砂運搬用のトロッコが用いられており、ある日、良平はトロッコを運搬している土工と一緒に、トロッコに乗ることになる…。

『尼提』

尼提(にだい)は除糞人である。
除糞人とは便器の中の糞尿を始末するもののことである。

ある日の午後、尼提はいつものように糞尿を大きい瓦器の中に集め、その瓦器を背に負い、路を歩いていた。すると一人の沙門(釈迦如来)に出会う。尼提は如来を避けるためにいくつもの路を曲がるのだがそのたびに如来の歩いて来るのに出会う。そのうち尼提は袋路に入り込み、如来はそこで「尼提よ、お前もわたしのように出家せぬか!」と尼提に語りかける。尼提の運命や、如何に……。

著者情報

芥川龍之介 (あくたがわ・りゅうのすけ)

1892年─1927年。東大在学中に同人雑誌「新思潮」に発表した「鼻」を漱石が激賞し、文壇で活躍するようになる。王朝もの、近世初期のキリシタン文学、江戸時代の人物・事件、明治の文明開化期など、さまざまな時代の歴史的文献に題材をとり、スタイルや文体を使い分けたたくさんの短編小説を書いた。体力の衰えと「ぼんやりした不安」から自殺。その死は大正時代文学の終焉と重なっている。
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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。