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ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第四回 安らぎを求めて」

ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第四回 安らぎを求めて」

著者:宇野直人

再生時間:43分11秒

提供:パンローリング

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内容紹介

漢字一つ一つが持つ個性的な形と意味、それらの組み合わせからさまざまにひろがってゆく境地が幻想的でもあり、夢のようでもある「ファンタスティック」な漢詩。

時代背景や作者の境遇を交えた色彩豊かな漢詩の魅力に溢れる講義です。


漢詩は和歌や俳句とともに、永く日本人に親しまれて来た文学形式ですが、漢字ばかりで作られるため、気おくれしてしまう人もおられるようです。
が、そのいかめしい外見から一歩中に入ってみると、まことに多彩で魅力ある世界が現れて来ます。
それは或る種の果物に似ています。西瓜(スイカ)の、あの固い緑色の外皮の中には赤くジューシーな果肉が、また荔枝(ライチ)の、あの固いトゲだらけの、茶色の外皮の中には、丸くて白く、甘い果肉が包まれています。
このシリーズは、漢詩のそのような果実をなるべくわかりやすくお伝えするもので、名作の数々を、時代背景や作者の境遇と合わせてお話ししてゆきます。
漢字一つ一つが持つ個性的な形と意味、それらの組み合わせからさまざまにひろがってゆく境地は、まさしくファンタステイック!と言えるでしょう。

〈第四回 安らぎを求めて〉
今回は前回に続き、畏友の道士・元丹丘を詠んだ二首、五言古詩「元丹丘の山居に題す」、「高鳳石門山中の元丹丘を尋ぬ」から入ります。

李白は、道教や神仙思想を愛好することでは元丹丘に近い気質を持っていましたが、丹丘と違い、仕官への願望を捨てることはできませんでした。そんな李白が元丹丘と交流し続けのは、丹丘の徹底した生き方を敬うとともに、当時、道士が朝廷に重用されることが多く、丹丘を通じて朝廷に接近することを願う気持ちもあったかも知れません。

つづいて、三十歳を過ぎてもまだ仕官できない不平と憤りをぶつけた雑言古詩「行路難三首」其の一を取り上げます。
このような中、三十二歳の李白は名門・許氏の令嬢を妻に迎え、ますます求職の活動に力を入れることになります。

収録作品

題元丹丘山居
尋高鳳石門山中元丹丘
行路難 三首 其一

著者情報

講師:宇野直人(うの・なおと)

昭和二十九年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、共立女子大学国際学部教授。著書に『中国古典詩歌の手法と言語』(研文出版)『漢詩の歴史』(東方出版)『漢詩の事典』(共著、大修館書店)など。平成十九年、NHKラジオ「古典講読――漢詩」講師、平成二十年より同「漢詩をよむ」講師。

シリーズ一覧

ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第一回 習作のとき」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第二回 郷里を出る」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第三回 江南の日々」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第四回 安らぎを求めて」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第五回 旅の身の感慨」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第六回 いざ長安へ」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第七回 朝廷の日々」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第八回 朝廷を追われて」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第九回 ふたたび江南へ」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十回 ゆれる心」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十一回 近しい人々へ」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十二回 大乱の中で」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十三回 晩年の日々」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十四回 李白名作選(1)宮中の女性たち」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十五回 李白名作選(2)民間の女性たち」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十六回 李白名作選(3)ほろ酔い気分で」
ファンタスティック!漢詩ワールド「李白 第十七回 李白名作選(4)宴の席で」


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