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指

著者:江戸川乱歩

朗読:大島昭彦

再生時間:5分39秒

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内容紹介

患者は手術の麻酔から醒めて私の顔を見た。
親友である患者は名のあるピアニストであり、暴漢に右手を斬りつけられた彼の命を救うために、私は彼の右手首を切断するしかなかったのだ。
ピアニストとしての命を失ってしまった彼を憐れんで、私は看護婦にも今しばらく手首が失くなったことを知らせないように、固く言いつけた。
二時間ほどしてやや元気を取り戻した患者は、新しい作曲をしたので、右手の指を動かしていいかと尋ねる。私はハッとしたが、とっさに彼の上膊の尺骨神経の箇所を指で押さえた。それによって指があるような感覚を脳に伝えられるのだ。
「ああ、右の指は大丈夫だね。よく動くよ」
だが、私が病室を出た時、一人の看護婦が手術室の棚を見つめて顔面蒼白になっていた。彼女が見たものとは……

著者情報

江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)

日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。


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・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。