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若返り薬

若返り薬

著者:夢野久作

朗読:村上めぐみ

再生時間:12分42秒

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内容紹介

太郎さんは父親から銀色に光る空気銃をもらった。喜んだ太郎さんは毎日スズメを撃って歩くが一匹もあたらない。そのうち、弾がなくなってしまった。
父親に弾を買ってくれと頼むが、お店が開いていないという理由で買ってくれない。太郎さんは外にいるスズメの鳴き声がどこか自分をバカにしているようで涙ぐんだ。
ふと、太郎さんは祖父の手箱の中に、赤い丸薬が入っていることを思い出す。ちょうど祖父が留守の頃、そっと部屋に行って丸薬の袋を盗み出した。袋の中には、赤い丸薬が三粒。
空気銃に入れてみると丁度いい大きさだった。太郎さんは大喜びで表に出て、屋根の上のスズメを狙って撃ってみるが当たらない。
すべての丸薬を使ってしまい、落ちた丸薬を探していると、一人の老人乞食が赤い丸薬を手に乗せていた。
太郎さんは、丸薬を返してくれと言うが、乞食は自分が拾ったものだから返さないと言った。太郎さんは乞食の態度に腹が立ったが、丸薬を返してもらうべく、祖父から盗んだことを白状する。
すると乞食は太郎さんに丸薬を盗んだことを責めた。太郎さんは自分が悪いと感じ、泣きながら乞食に返してくれと頼んだが、乞食はとうとう薬を飲んでしまった。
すると、乞食の汚い姿は見る間に変わって、立派な旅商人の姿へと変わったのだ。

著者情報

夢野久作(ゆめの・きゅうさく)

日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。
1889年(明治22年)1月4日 - 1936年(昭和11年)3月11日。
他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。


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