夢遊病者の死 朗読:楠木華子 再生時間:44分14秒 無料再生時間: 提供:パンローリング |
再生速度
- x0.5
- x0.75
- x1
- x1.25
- x1.5
- x2
- x3
- x4
会員登録をすれば、全作品が聴き放題。入会月は無料です。
すでに会員登録済みの方は、こちらからログインして下さい。
内容紹介
彦太郎は、勤め先の木綿問屋を解雇されて親元に帰って来た。五十を超えた父の厄介になりながら生活するのは、心苦しくもあったが、自分の患っている病――夢遊病のせいで、住み込みの勤めを新たに探すのは難しかった。彦太郎は父に夢遊病のことを言い出せずにおり、せっかく見つけてきた勤め口を理由もなく断るため、父との関係もどんどん悪化していった。
ある日、父子の口論から激しい取っ組み合いの喧嘩になった。それすらも珍しいことでは無かったのだが、突っ伏して泣いたままの姿勢で寝入った彦太郎は、目が覚めて、籐椅子にもたれたまま死んでいる父の姿を目の当たりにするのだった……