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ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学 (2)

ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学 (2)

著者:小川仁志

再生時間:3時間25分27秒

提供:パンローリング

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内容紹介

哲学の歴史や基本概念に加えて現代のグローバルスタンダードな「論点」と「思考法」をコンパクトに紹介

●これ1冊で世界の見方がみるみる変わる!
●MBAでは学べない強靭な思考ベースを作る!

複雑で予測困難、何が起きるかわからないのが、これから私たちが生きていく世界。


そんな時代を生き抜くためには、これまでとは違う能力が求められる。

・混沌とした事態を分析する力
・正解がない中で決断する力
・難問を解決する力
・新しい価値を生み出す力

これらの力を鍛えるためには、まず確かな知識を身につける必要がある。
そのうえで、その知識を自由自在に活用し、自分自身で思考することが求められるのだ。
一言でいうと、今私たちに求められているのは、そんな確かな知識をベースにした強靭な思考力にほかならない。
本書では、その思考力を「教養=リベラルアーツ」と位置づけている。(プロローグより)



2022年から「公共」という科目が高校教育に導入されることが決まっている。

まだ、具体的なやり方はこれから決まっていくわけであるが、少なくとも日本国民が皆哲学の要素を身につける可能性は高まったといっていいだろう。

ということはつまり、近い将来新社会人は皆哲学の素養をある程度身につけていることになる。
これは今すでに社会で働く私たちにとって脅威だといえるのではないだろうか。
若い社員は皆哲学を使って思考することができるのに、自分はできないというのではやはり差がついてしいまう。 これまでのように欧米のエリートたちが相手なら、そこは負けても仕方ないと割り切れたかもしれないが、若手社員に対してはそういうわけにはいかないだろう。

しかし恐れることは何もない。まず先ほどの高校生に対する哲学教育もまだ始まっていない。何より皆さんにはこの本がある。

ビジネス書は早く読んで手放すのが作法のようになっているが、この本だけは座右の書
にしていただけると、著者としてこんなにうれしいことはない。 (あとがきより)

目次

【Prologue】リベラルアーツとしての哲学
新しい世界で生き抜くために
現代の教養「リベラルアーツ」
自由に生きるための技術
あらゆる学問の基礎としての哲学
本書の内容

【Chapter1】哲学とは何か? 世界の見方がみるみる変わる
哲学とは何か?

物事の正体を暴く営み
本質ってどういうこと?
新しい意味や考えを作り出す
世界の意味やルールが変わる

単なる思考と哲学の違い
情報の整理だけでは物足りない
深く、しつこく、考える
哲学は「やってみる」からこそ面白い

哲学について知ろう
哲学の隣接分野
哲学の体系

欧米の文化と哲学
哲学が身近な欧米のビジネスパーソン
哲学に疎遠な日本のビジネスパーソン
私と哲学の出会い(京大→商社→ニート→哲学)
哲学で自分と会社をつなぐ
今、なぜ哲学か?

【Chapter2】速習!基本の概念 哲学者30人のマストアイテム
本書の活用方法について
001 ソクラテス――問答法
002 プラトン――イデア
003 アリストテレス――フィリア
004 デカルト――方法的懐疑
005 スピノザ――汎神論
006 ホッブズ――万人の闘争
007 ルソー――一般意志
008 ベンサム――功利主義
009 ロック――タブラ・ラサ
010 カント――批判
011 ヘーゲル――弁証法
012 ショーペンハウアー――意志の否定
013 マルクス――史的唯物論
014 レヴィ=ストロース――構造主義
015 ニーチェ――超人
016 ウィトゲンシュタイン――分析哲学
017 フッサール――現象学的還元
018 ハイデガー――世界内存在
019 サルトル――実存主義
020 メルロ=ポンティ――身体の両義性
021 フーコー――パノプティコン
022 ドゥルーズ――リゾーム
023 デリダ――脱構築
024 デューイ――プラグマティズム
025 レヴィナス――他者
026 ロールズ――正議論
027 アーレント――活動
028 ハーバーマス――コミュニケーション的行為
029 ネグリ――マルチチュード
030 メイヤスー――思弁的実在論

【Chapter3】21世紀の問題に対峙する AI、バイオ、テロ・・・・・・etc.
本書の活用方法について

001 AI
人間と機械はどう違う?
シンギュラリティの到来
機械に意識はあるか
人間と機械の共存のために
「人間のために」は通用しない

002 インターネット
インターネット普及の功罪
規制すればいいというものでもない
「つながり」過剰結合と思考感染
「閉じこもり」フィルターバブル

003 監視社会
パノプティコンを超えて
ハイパー監視社会の到来
知らずにコントロールされる社会
自由が守られてこその安全

004 バイオテクノロジー
トランスヒューマンの誕生
身体の進化から世界を考える
トランスヒューマン実現三つの条件
アートから生命を考える

005 環境問題
人間中心か自然中心か
ディープ・エコロジーの理想
いかに行動に移していくか
環境プラグマティズムの登場
二項対立を超えて

006 資本主義
進みすぎた資本主義の問題点
市場取引に道徳はあるか?
格差を縮めるための利他主義
シェアリングエコノミーの出現

007 グローバリズムとナショナリズム
グローバリゼーション五つの課題
今後の国家のあり方とは?
グローバル・シティの台頭
グローバル疲れの果てに
新たなネイションの模索

008 宗教対立
9.11後の世界
「神の個人化」という選択
対話で宗教的対立を乗り越える
いかにして宗教的なものとかかわるか
共感と想像力を広げるために

009 テロ
新しい形の戦争の始まり
なぜテロは起こるのか?
テロとは許容不可能な悪である
社会からの孤立がテロの温床に

010 ポピュリズム
トランプ大統領の誕生
独善性から生まれるポピュリズム
機能不全の民主主義
深刻な分断を生み出す政治

【Chapter4】もっと「哲学する」ための実践ガイド 「学ぶ」から「使う」へ
本書の活用方法について

哲学の仕方をマスターしよう
「哲学する」とは?
四つのプロセスを実践する
考えを深める「変な質問」

「哲学する」ための基礎を作る ①通学編
大学
カルチャーセンター
哲学カフェのような勉強会

「哲学する」ための基礎を作る ②独学編
本を読む
考えるトレーニング
頭の中の考えを言葉にする
□哲学ブックガイド&哲学映画ガイド その1
・哲学の入門書
・哲学の古典
・哲学がテーマの映画

日常の暮らしの中で「哲学する」
シミュレーションとしての哲学
人生相談、悩み相談としての哲学
本や映画をきっかけに哲学する
□哲学ブックガイド&哲学映画ガイド その2 ・思わず哲学したくなる本
・思わず哲学したくなる映画

おわりに 教養は一朝一夕にはならず

著者情報

小川仁志(おがわ・ひとし)

哲学者。山口大学国際総合科学部准教授。専門は公共哲学。 1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、公務員、フリーターを経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。
大学で新しいグローバル教育を牽引する傍ら、商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。NHK・Eテレ「世界の哲学者に人生相談」に指南役として出演。
主な著書に『7日間で突然頭がよくなる本』(PHP研究所)、『突然頭が鋭くなる42の思考実験(SBクリエイティブ)』、『世界の哲学者の言葉から学ぼう』(教育評論社)、『アメリカを動かす思想』(講談社現代新書)、『ラッセル「幸福論」(100分 de 名著)』(NHK出版)、『たった5つの思考法で頭がみるみる回り出す! 』(小社)他多数。

作品一覧

本作は分割収録となり、以下の項目にて1つの作品となっています。タイトル末尾のカッコ付きの数字が順序となります。各項目にはそれぞれのリンクから移動して再生して下さい。
ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学 (1)
ビジネスエリートのための!リベラルアーツ 哲学 (2)


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・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。