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日本的霊性 (3)

日本的霊性 (3)

著者:鈴木大拙

再生時間:1時間54分36秒

提供:パンローリング

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内容紹介

スティーブ・ジョブズも傾倒した禅 ZEN を世界に広く知らしめた
「近代日本最大の仏教学者」

日本人にとって「霊性」とは、「南無阿弥陀仏」とは


本書は近代日本最大の仏教哲学者が、日本における仏教の歴史をたどるとともに、日本人の宗教的本質の顕現を法然、親鸞らによって展開された禅・浄土系思想に見出し、日本における「霊性」の自覚とその連続性を説くものである。

戦争末期の1944年、国会主義的な「日本精神」の宣揚に抗して「日本的霊性」を世に送り出したとされる。

「日本的霊性」なるものを日本宗教思想史の上に証拠づけ、日本人の精神的及び霊性的展開を明らかにする鈴木大拙の代表作。

目次

緒言
一 日本的霊性につきて
1 「精神」の字義
2 霊性の意義
3 霊性と文化の発展
4 霊性と宗教意識
5 日本的霊性
6 禅
7 浄土系思想
8 禅と浄土系――直接性

第一篇 鎌倉時代と日本的霊性
一 情性的生活
1 万葉集
2 平安朝文化
3 大地性

二 日本的霊性の自覚――鎌倉時代

第二篇 日本的霊性の顕現
一 日本的霊性の胎動と仏教

1 仏教と「外国渡来」の思想
2 シナにおける仏教
3 日本的霊性と仏教
4 鎌倉時代における日本的霊性的自覚の発現

二 霊性
1 現実の否定
2 超個己性の人
3 日本的霊性なるもの
4 『歎異鈔』における日本的霊性的自覚
5 日本的霊性と大地
6 霊性のまことと深さ――一人
7 一人――一文不知者――の自覚

三 日本的霊性の主体性
1 仏教への進出
2 霊性のはたらき方
3 日本的霊性的直覚
4 親鸞の日本的霊性の背景
5 伊勢神道
6 根源的なものに到る途
7 霊性の仏教的顕現
8 神道と仏教
9 霊性的直覚の時間性
10 仏教の通俗化ということ
11 伝統への随順と信

第三篇 法然上人と念仏称名
一 平家の没落

1 平家物語――法然出世の意味
2 鎌倉武士の念仏

二 浄土系思想の様相
1 念仏――浄土往生――祈り
2 念仏称名の相続――一念の今
3 『一枚起請文』と日本的霊性的直覚
4 法然上人と正三道人

三 念仏と「文盲」
1 法然の受けた迫害の意味
2 日本的霊性と「愚痴文盲」
3 「無学」の武人と法然
4 再び「愚痴」や「文盲」と霊性的なるもの

四 念仏称名
1 『二枚起請文』における念仏称名
2 「南無阿弥陀仏の主」になること――仏恩報謝
3 村田静照和上の念仏相続
4 念仏と胴の坐り――霊性的自覚――猛獣退治――敵陣突貫

第四篇 妙好人
一 赤尾の道宗

1 道宗の生立ち――蓮如との関係等
2 二一か条

二 浅原才市
1 才市の生立ち
2 「なむあみだぶつ」の歌
3 歓喜と慚愧
4 「あみだ三にあみだ三貰う」
5 仏の才市、才市の仏
6 往生観
7 衆生済度
8 才市の悟り
9 味――体験――今
10 仏凡一如観――「愚痴」論
11 才市と趙州
12 娑婆と浄土
13 情性的と知性的

作品一覧

本作は分割収録となり、以下の項目にて1つの作品となっています。タイトル末尾のカッコ付きの数字が順序となります。各項目にはそれぞれのリンクから移動して再生して下さい。
日本的霊性 (1)
日本的霊性 (2)
日本的霊性 (3)
日本的霊性 (4)


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