夢 朗読:吉治郎 再生時間:12分18秒 無料再生時間: 提供:dojoman |
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内容紹介
現実を反映しているようにも思われる幻想的な夢の世界を描写した短編小説。「一」:石の階段を上って行くと広い露台のようなところへ出た。 前面には湖が遠く夜霧の奥につづいている……。
「二」:桟橋の上に立っていた。向側には途方もない大きな汽船があり、ドイツの兵隊が大勢急がしそうに往来している……。
「三」:ドイツ・トレプトウの天文台へ行く道路の傍に自分が立っている。ちょうど真南を横切っている太陽の高度が心細いように低い……。
著者情報
寺田 寅彦(てらだ・とらひこ)
物理学者、随筆家。1878年生まれ。「吉村冬彦」「藪柑子」などの筆名も使用し、文学に自然科学の要素を取り入れたような作品を数多く残す。
夏目漱石と親交があったことも知られている。
代表作に『科学者とあたま』『柿の種』『天災と国防』などがある。