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イビツナリ(歪形)8 ~木賊の夜~

イビツナリ(歪形)8 ~木賊の夜~

著者:山口綾子

再生時間:1時間34分8秒

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あなたの耳に、不気味で妖しい闇話を

女流怪談師 山口綾子。
可憐で、時に妖艶なその見た目からは想像だにしえないほど、情感豊かに語られる深く黒い闇の話の数々。
あなたの身の回りにもある、人知れず存在している数々のイビツに切り取られた風景に浸っていただきたい。

内容紹介

『新居』(7分)
佐藤さんというその男性は、都会で家族と暮らすため、あるマンションの高層階を内見しに来ていた。窓から見える絶景に感動したのも束の間、マンションに隣接する墓地の存在に気づいてしまう。結局その部屋を契約した佐藤さんだったが…ある夏の日、一人で留守番をしている最中に信じられない体験をしてしまう。後日、問題の墓地の写真を見せてくれたのだが…。

『幽霊を見る方法』(9分)
その日、私の怪談ライブに来てくださっていたAさんは、ライブ中一度も私を見てくれなかった。Aさんが言うには、これには学生時代に体験したある恐ろしい出来事が関係しているのだという。当時、同じ大学に通っていたBちゃんと仲良くなったAさんは、「一度でいいから幽霊を見てみたい」という気持ちを彼女に打ち明けた。するとBちゃんは、"幽霊を見る方法"を教えてくれたのだが…。

『足音』(20分)
大学に通うために一人暮らしをすることになったその女性は、とあるマンションに内見に行った。4階のその部屋が気に入り契約した彼女だったが、後日、ある盲点に気づく。このマンションの側には、電車が走っているのだ。轟音と振動に悩まされる日々を送ることになった彼女だが、更なる不運は、電車の音とともに忍び寄って来て…。

『もーもが来る』(7分)
ある夏の日。藤田さんというその男性は、親戚一同が集まった田舎の一軒家で、子どもたちの遊び相手をしていた。季節柄もあって「怖い話を聞かせてやろう」と思い立った藤田さんは、奥の部屋に子どもたちを集めた。真っ暗な部屋で炊かれたロウソクの火を前に語られる怪談話を聞いて、子どもたちは怖がりながらも楽しんでいるようだ。ところが、一番年下の幼い男の子は本気で怖がっているようで、目に涙を浮かべていたのだが…。

他、収録作品
『縁側』(8分)
『手相』(16分)
『グラビア撮影』(11分)
『江口さん』(15分)


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。