人間論(3) 1968年8月23日 農協ホール 再生時間:1時間59分5秒 無料再生時間: 提供:岩波書店 |
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内容紹介
真下は、諸科学の個々の面からではなく、戦後における「人間」を網羅的に捉えるため、次の順序によって考察することを提案する。第一に、「汝自身を知れ」という哲学の中心問題となっているか。第二に、人類と他の生物の差異性。第三に、自由・自己疎外・責任を持つ、主体としての人間(Who is the man?)についての考察。第四に、生きがいや幸福を追求する世界的風潮における人生論(Who am I?)。これらの順序を踏まえ、「人間」を総合的に考察する。講演者紹介
真下信一
1906年京都府福知山市生まれ。1985年没。哲学者。京都府立一中、第三高等学校を経て京都帝国大学文学部哲学科に進む。名古屋大学名誉教授。中井正一、新村猛らと雑誌『世界文化』を創刊。1939年に治安維持法違反の容疑で検挙される。著書として『思想の現代的条件 一哲学者の体験と省察』(1972年、岩波書店)『いかに生きるかいかに学ぶか』(1985年、新日本出版社)など多数。注釈
唯物論
すべての根底には物質があり、それを重視する考え方。この考え方からは、霊魂、精神、意識などのものは認められない。対立する考え方に観念論がある。進化論
神の力ではなく、根底にある物質から生命が作られ、それが様々な生物へと発展したという考え方。唯物論の一種と考えられている。1859年にダーウィンが体系的に論じたことにより、広まった。観念論
物質ではなく、精神などを万物の根源とする考え方。何を世界の原理とするかは論者によって様々である。シリーズ一覧
・人間論(1)・人間論(2)
・人間論(3)