海外引揚者が語り継ぐ労苦（引揚編）

満州（現・中国東北部）

母の終戦から引揚後の辛酸労苦の一生を省みて　佐藤康子
撫順の思い出　辻フサコ
平和をかみしめながら生きている　高橋ミキヲ
満州より引き揚げて 　日高萬壽子
労苦の体験　吉村貞女
従軍看護婦としての体験記 　藤井芳子
終戦の思い出　菅恒子
命がけの石炭拾い　笹沢千万子
赤い夕陽の太陽は暗かった　鈴木久次
思い出の記 　樋口なつ
栄光の座から奈落の底へ　中村八郎
北支那での思い出 　前田美恵子
第二のふる里満州の記　小松さと
引揚げ者の体験　森谷フサ
満州国の日本人避難民救出について　湯沢昌志
ハルピン駅の迷子を無事親元へ 　結城久子
満州の建設と召集と　原豊重
二か月がかりの帰国　荒牧実
引揚げ時の苦労　加胡川俊徳
勤労奉仕隊から開拓花嫁に 　坂野マサイ
消えぬ想い出　伊藤もと
霊よやすらかに　前田トキ
一生いたむ戦争の心のきず　板橋エナ
ホロンバイル死の脱出行 　折居次郎
人生の半分の終結　佐々木定子
オカラと岩塩で命をつなぐ　正木千代江
私の逃避行　廣田きみ
小さな目で－チチハルから 　馬場永子
敗戦の苦脳から発奮　大本啓二
悲惨であった満州の終末　阿部とみ
何より平和　中川静恵
夫、長男、次女、無念の死 　横須賀房子
生地獄だったシベリアでの労働　内海深
安東よりの逃避　長池謙一
生後間もない幼な子を連れての避難行　安藤シン
追憶 亡き父母を偲んで 　青山由喜子
引揚者体験の一断片　武田荘太郎
産婆として生きぬく　富岡次子
満州浩良河開拓団の思い出　佐藤まつよ
私の敗戦体験記 　木村久美子
玄海をこえて　山中新一
惨たんたる八年間の強制労働　斎藤善作
三十八度線川渡りの脱出　佐々木春人
思い出　佐藤於富
タバコ売りして　坂元安雄
さつまいもの弁当　田辺昌亮
報国隊員として　鈴木喜阿子
奉天の家を追われて　山本清子
北満で女一人、三年生きた　木村ぬい
禍福はあざなえる縄　松本和子
奉天の終戦　多田すみゑ
引揚げ当時の思い出 　清水久子
残留し、病弱者の輸送に　藤田昭一
女学生の私の恐怖の体験　藤井貞
同胞の死を無駄にせぬために　三尾宇田子
銃に立ちはだかった母の愛　齋藤桂子
橋頭で終戦、ギュウギュウの貨車で　岡崎タカ子
憲兵から敗戦をきく 　結城吉之助
あこがれの満鉄に入り十三年、そして敗戦　渡辺忠
夫は召集、子供二人は誘拐され　種藤はるの
見捨てられた在留邦人　吉田アサ子
鼓膜が破れて 　高橋才吉
思い出　小玉静江
夢はるかな旅順 　中沢京子
毎日が不安と恐怖　山内弘子
原爆による弟の死 　竹内美和子
満州の思い出　兼城千代
集団自決で生き残った七人の小学生　岩崎スミ
強盗にあったチチハル　水谷寧子
満州からの引揚げに泣く 　小島まつよ
若き日の思い出　大山きぬよ
あの戦争が奪った私の希望と夢　大江徳明
ああ、弟よ、妹よ　河野忠昭
ジャムスから二人の子と　佐藤みつ江
脱走、三十八度線徒歩突破　日高亮明
書き残したい満州からの引き揚げ　飛渡キミノ
敗戦の満州脱出記　松本國忠
開拓団員のために私を捨てて　塩沢直利
地獄への彷徨　佐々木俶子
三人の子と涙の逃避行 　小南艶子
満州の思い出　東海林照代
他人の子を連れ帰る、悪戦苦闘　藤川タマオ
三人で死のう　星野ヨシ子
無念、帰国時に日本で長男の死　田中正吾
満州からの引揚げに思う 　村山八代子
ごめんね、純子　阿部とし
三町歩は遺体の山 　小池ウメ
38度線を越えた！　青木輝
生き地獄からもどったわたし！　苗村富子
いつまでも、母さんといっしょだよ　　星野満彦
満州の花嫁の悲劇　石井フヂ
孤児と墓標弐百五十柱　江頭ふみ子

樺太

少年時代の終戦に思う　河合昌一
戦後、四十五年に想う　長浜みさ子
赤ん坊を背負い、二人の子を抱き、息をのむ　佐藤静子
悪夢の逃避行　佐藤栄子
母の教え、情けは人の為ならず　中嶋富美
敗戦後の空襲　三上敏子
夜空を赤く染めて炎える豊原を後に　高橋敬子
姉は目の前で銃殺　大谷輝子
敗戦体験と引揚後の労苦　山本フジ
追憶　川崎ヤス　
戦後の父母を偲んで　佐々木千恵子
二度と再びあの苦労はと思う今　北野喜美
引揚者とて心は錦なのに　小田みよ子
私の引揚体験記　斉当瑞穂
小学校四年生の終戦の思い出　小野寺信子
澱粉かすの思い出　　小川幸子
戦後を生きぬいて　佐々木ツワ
私の戦争体験記　兼松淳子
樺太から砂川へ　日浦トミ

朝鮮

私の青春のすべて－韓国　小田部チエ子
母よ あなたは強かった！　小林正明
北朝鮮の回想　内藤美雪
平和で強い国であって欲しい　有満昌子

中国

主人を凶漢に襲われ子供二人と引揚げて　斉藤登代
恐怖と絶望の日々　　土田ヒサ子
現地除隊と引揚記　南栄次郎
化粧品と共に　三鼓安治
引揚げ時に、お金と食料をくれた人　中井千秋
苦しい体験をとおしての願い 　山下幸美子
身重の引揚げ　金子イチ
弟を失い、北支より　　小沢三千江
青雲の志を抱いて渡航そして引揚げ　神事重人

台湾

二人の子に支えられ　熊井光子
苦難の日に学ぶ　土屋セツ子
兵士編 抑留編 引揚編