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実説 城谷怪談「五山の送り火」

実説 城谷怪談「五山の送り火」

著者:城谷歩

朗読:城谷歩

再生時間:19分56秒

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提供:パンローリング

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実説 城谷怪談

老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。

内容紹介

「五山の送り火」(20分)
体験者の女性が2011年の夏、京都の有名な五山の送り火を見に出かけたときのこと。毎年観光客でごった返すメインストリートを逸れて桂川の川べりを歩いていた。
ブロガーとして活躍しているめぐみさんはブログ用に写真を撮りながら進んでいたのだが、一緒に歩いていた夫が気付けばスタスタと随分前を行っている。いつもなら待ってくれるのに今日はどうしたろうと思い急ぎ足で追いかけるのだが間は一向に縮まらない。
やがて背後から子供のかけてくる足音が聞こえて道を譲ろうとしたとき、彼女の手を小さな手がきゅっと掴むのだった。


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。