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実説 城谷怪談 撰集八十五

実説 城谷怪談 撰集八十五

著者:城谷歩

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内容紹介

老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。

内容項目

「私の部屋」(23分)
畑野さんという女性がかつて父親の転勤で家族で引っ越した九州での出来事。
引っ越した先の住まいはなんでも以前、その会社の支店長だったご家族が住んでいたそうで、平屋ではあるものの立派なお屋敷だった。庭にはプールほどもありそうな大きな池があり、屋内には当時働いていたお手伝いさんが利用していた部屋まであったそうだ。
この家で一家は様々な怪体験をすることになる。消したはずの電気が点いていたり、煙のようなものが天井付近を漂っていたかと思うとタンスの中に消えていくのを見たり……。
そして極めつけの出来事ある日の夕暮れに起こった。

「アロージィ」(23分)
ハンドルネームでメグさんという男性がまだ幼少のころの事。5歳まで生まれ育った兵庫県を離れ、家族で引っ越したのは徳島県であった。
引っ越して1年ほど経ち、メグさんは久方ぶりに祖父母の家に姉二人と泊りがけで遊びに行くことになる。祖父母の家は古く大きな家で中には「決して一人で入ってはいけない」と固く言われていた開かずの間があったそうだ。
2泊目の晩、普段は一度寝付くと朝まで目覚めないメグさん、珍しく夜中に尿意を催し目が覚めてしまう。トイレに行くにはあの開かずの間を通らなければならないが、誰かを起こすわけにもいかず、ついに一人で立ち入ってしまうのであった。

「余計なモノ 前編」(21分)
カナさんは茨城県在住の三十代の会社員の女性。結婚し幸せにお暮らしだが、家事があまり得意ではなく、こと洗濯などは週末にまとめて行い、乾燥は近所のコインランドリーの大型乾燥機を利用するのが専らだった。
その日は用事があったので早朝に起きて洗濯し、午前7時に車に洗い立ての洗濯物を積んで出かけてそうだ。用事のある先の近くのコインランドリーで乾燥まで終わらせてからその足で予定している用事を済まそうと考えていた。
かくして、到着したのはチェーン展開のクリーニング店併設のコインランドリー……。人気のない店内で洗濯物をたたんでいると小柄な老婆が「家がね全焼しちゃって」と話しかけてきた。

「余計なモノ 後編」(20分)
はじめのうちさりげなく話に付き合っていたが、気づくとかの老婆は忽然と姿を消してしまった。
すでに営業の始まった隣のクリーニング店にも、駐車場にもその姿は見つけられずゾッとしたが、予定もありその時はそのままその場を後にしたのだが、用事を終えて帰宅途中、例のコインランドリーの前の交差点で信号待ちのため車を停めた。ふとクリーニング店の駐車場の様子が気になり目線を向けると、地面に黒い煙のような、煤のようなものが蠢きやがて一か所に集まるとムクムクと隆起しとうとう人の形になった。
その形は見まごう事なき朝話しかけてきた件の老婆であった。

著者情報

城谷 歩(しろたに わたる)

1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年~2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。