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瓶詰地獄

瓶詰地獄

著者:夢野久作

朗読:宮負潤

再生時間:33分52秒

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内容紹介

離れ島に救いの船がやってきた。太郎とアヤコはこちらに寄ってくる船を見ていた。そこには、彼らの父親や母親の姿もあった。
二人に向かってハンカチを振ってくる様子が見える。二人が漂流してから送り続けていたビール瓶の手紙を読んで助けに来たのだ。
大きな船からは真っ白い煙が出て、今に助けに行くぞというような笛の音が鳴る。しかし、太郎とアヤコの二人にとって、それは最後の審判の日のラッパよりも恐ろしい響きだった。
二人は、大きな船の真正面にある高い崖に登ってしっかりと抱き合った。そのまま、深い淵の中に身を投げて死ぬことにしたのだ。そうすれば、海中に泳ぐフカが二人を食べてしまってくれる。
そして、手紙を詰めたビール瓶を船に乗っている人々が拾い上げてくれると考えた。

「ああ。お父様。お母様。すみません。すみません、すみません、すみません。私たちは初めから、あなた方の愛子でなかったと思って諦らめて下さいませ。」

「私たちは、こうして私たちの肉体と霊魂を罰せねば、犯した罪の報償が出来ないのです。この離れ島の中で、私たち二人が犯した、それはそれは恐ろしい悖戻の報責なのです。」

二人は最後に二人の行いを謝罪して別れを告げた。なぜ、こんな結末になったのか?
二人が書き記した手紙に全ての答えが記されていた。

著者情報

夢野久作(ゆめの・きゅうさく)

日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。
1889年(明治22年)1月4日 - 1936年(昭和11年)3月11日。
他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。


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・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。