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『長英逃亡』について
講演者:吉村昭
1989年10月3日 スタジオ200
再生時間:57分46秒
提供:新潮社
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内容紹介
幕末の蘭学者・高野長英を描いた『長英逃亡』の著者が、作品執筆の背景を語る。長英は開国を唱え、入牢するが、やがて脱獄。たくさんの人々の助けを借りながら各地に逃げて回り、ついに捕縛され殺されてしまった。激動の時代に生きたひとりの学者の壮絶な人生を克明な史実調査に基づいて語った貴重な講演。
内容項目
小説『長英逃亡』執筆のきっかけ/幕府の対外政策を批判し永牢/脱獄して逃亡、各地を転々/長英をかくまった人々/長英最期の真実
講演者紹介
吉村昭
1927(昭和2)年、東京生まれ。学習院大学在学中から創作を始め、1966(昭和41)年、『星への旅』で太宰治賞を受賞する。同年『新潮』に発表された『戦艦武蔵』で脚光を浴び、以後、記録文学、歴史小説の分野で大きな足跡を残す。代表作に『ふぉん・しいほるとの娘』『破獄』『冷い夏、熱い夏』などがある。1997年、日本芸術院会員。2006(平成18)年逝去。