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日本怪談全集 六 (3)

日本怪談全集 六 (3)

著者:田中貢太郎

再生時間:3時間17分55秒

提供:パンローリング

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内容紹介

怪談文芸の大家としても知られた田中貢太郎が二十年の歳月を費やして集め得た、
怪異恐怖記録の集大成 第六弾、27話収録


私が最初に怪談に筆をつけたのは、大正七年であった。それは『魚の妖・蟲の怪』と云う、中央公論に載せたもので、『岩魚の怪』と『蠅供養』の二つからなっていた。
ところで、幸か不幸か、其の怪談の評判がよかったので、彼方此方から怪談を頼まれるようになって、長い間怪談ばかり書いた。それは私が支那の怪談が好きで、晉唐小説六十種、剪燈新話、聊齋志異などと云うような物を手あたりしだいに読んでいた関係から、怪談に特殊な興味を覚えていたことも原因しているのであろう……

田中貢太郎は「日本怪談全集」の序文でこう語っています。怪談文学の第一人者ともいえる田中貢太郎が、二十年に渡って書き上げてきた作品を蒐集した「日本怪談全集 第六巻」。

「榛名湖物語」
天正十三年十二月二十七日、榛名湖畔に雪が来て、間もなく湖の水も凍ろうとしているときのこと。狩り装束をした十余人の者たちが湖畔から天神峠の下にやって来た。 獲物を抱えた一行はその晩の宿を伊香保の温泉宿に定めていたが、途上で小休止を取ろうとしたところ、一軒の草ぶきの小屋を見つける。二、三年前にはなかったはずのその小屋には、一人の美しい女性が住んでいた。実はその女性は、鏑川の岸にあった木部の城主の妻であったが、城が落とされて夫が戦死したため、一子と家臣を伴って身を潜めているのだった……

「鶏物語」
市ヶ谷佐内坂に住んでいた御用人の某は、主家の費用を作るために領地に出掛けた。
領地の村役人の家にやって来た翌日、彼はカマキリがトンボを捕まえて食べているのを見る。しかし、そのカマキリも鶏に食べられてしまうのを見て、妙な気持ちがして落ち着かずにいた。
その夜、彼は目を覚ますと、隣の部屋に寝ていた村役人夫婦が、鶏を殺してご馳走をしようと話しているのを耳にする。目が冴えてしまった彼は、客間の前の竹縁の下にある鶏の巣から怪しい声を聞いた。
「お前たちよくお聞きよ。ここの主人が明日は私を殺して、お客様に食わすと言っています」……

収録内容

碑文谷巷説
小柄を得た話

殺人鬼横行

丸山教祖物語
馬の怪

妓生春香物語


幸運
匪徒跳梁
針打ち

蛇性
暗殺時代
鮭の崇

榛名湖物語
吉野山中の魔神
日金地獄

灯台鬼物語

灯台鬼物語
竜を生捕った話
村の盗人
啞娘
盗賊の手荷物

草藪の中
名画の野猪
鱣(セン)の怪
電球にからまる怪異
鶏物語

著者情報

田中貢太郎(たなか こうたろう)

日本の作家。高知県出身。号は桃葉。『田岡嶺雲・幸徳秋水・奥宮健之追懐録』が出世作となる。「中央公論」の「説苑(ぜいえん)」欄に実録.情話.怪異譚を書き、井伏鱒二・尾崎士郎らと随筆誌『博浪抄』を創刊。著作は伝記物、紀行文、随想集、情話物、怪談・奇談など多岐に渡る。代表作『旋風時代』では明治維新の顕官の情痴の生活を奔放に描いて独自の境地を開いた。1940年菊池寛賞受賞。『怪談青灯集』など怪談物も書き.『聊斎志異 (りょうさいしい) 』の翻訳もある。

作品一覧

本作は分割収録となり、以下の項目にて1つの作品となっています。タイトル末尾のカッコ付きの数字が順序となります。各項目にはそれぞれのリンクから移動して再生して下さい。
日本怪談全集 六 (1)
日本怪談全集 六 (2)
日本怪談全集 六 (3)


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。