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稲森夜話 聴かなければよかった話 弐

稲森夜話 聴かなければよかった話 弐

著者:稲森誠

再生時間:2時間2分13秒

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稲森夜話 聴かなければよかった話

幼少のころから不思議な体験を数多くした稲森の実話をもとに構成され、その全てが実体験。
本人が体験したからこそ語ることのできる、細部にわたる生の臨場感には定評がある。 ただ恐ろしい・怖いだけではなく、怪談の風情を楽しめる語りが特徴。
本職が俳優である稲森の叙事あふれる話し方は、怪談の枠を越えて、男女を問わず支持されている。

内容紹介

【第1話 私、ここからおちたの】(26分)
かつて私が住んでいたマンションでの出来事。
帰宅が深夜になったある深夜、8階の自室に上がろうと1階で呼んだエレベーターは、 屋上から降りて来て8階で一度止まったようだった。しかし、1階に降りてきたエレベーターに人影はない。屋上から8階で誰かが降りたのだろうか。
不穏な気配を感じながらも見て見ぬふりをしながら誰もいないはずのエレベーターに乗り込んだ私の背後には間違いなく人の気配がして…。

【第2話 初めての報酬】(20分)
ある夜に訪れた真夜中の居酒屋での出来事。私たちが飲んでいた席から見える、奥の座敷にある人影。終電のころ合いになってもそこから動こうとしない。
従業員にその訳を尋ねてみると意外な話を語りだした。
決まって午前一時になると座敷の隅のテーブルランプが点灯し、午前4時になるとランプは消える。深夜の誰もいないはずのテーブルで注文ランプがつくというのだが…。

【第3話 幽霊のアルバイト】(16分)
私がお化け屋敷をプロデュースをしていた時のエピソード。
そのお化け屋敷では、働くお化け役を2人の俳優が交代で驚かしていた。
しかし、ある日、お化け役の俳優達の動きがおかしいと感じ、バックヤードに集合させた時、キャストのいないお化け屋敷の中で驚き続ける客の姿がモニター越しに見え…。

【第4話 運悪く、憑かれた友人】(27分)
新しい部屋に引っ越しをした友人。それ以来大学に来なくなってしまった。
再会した後に聞けば、理由は真夜中に必ず聞こえてくる音に悩まされているという。
それを聞いた私は友人を励ますためにも、音の真意を検証しに友人宅に泊まりに行ったのだが…。

【第5話 稲森誠の出会った口裂け女】(33分)
霊体験をする時に必ず体感する悪寒を伴って、居酒屋で出会った謎の女。
気が付けば私の部屋の玉簾の向こうに居着いてしまった。
言葉は交わさないが、奇妙なその霊らしき女との同居生活が始まってしまう。
ある日、その女に向かい、なんとなく声を掛けてしまったことで…。


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。