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D坂の殺人事件

D坂の殺人事件

著者:江戸川乱歩

再生時間:1時間27分56秒

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内容紹介

9月初旬の、ある蒸し暑い晩のこと。
私はいつもの習慣で、白梅軒というカフェで冷やしコーヒーをすすっていた。
そして大通りを挟んで真向こうの古本屋…そこには美人と評判の細君がいて、私はなんとなくそこを眺めていたのだが、細君はなかなか出てこない。
しびれを切らして他に目を映そうとしたとき、店と奥の間との間の障子がピシャリと閉まった。
…妙である。蒸し暑い晩、しかも万引きされやすい古本屋という商売柄、奥から監視できなくするのはおかしい。

すると窓の外に知り合いが通りかかり、その者は店に入ってきた。
その名を明智小五郎。探偵小説好きということから、話をする間柄になったのだ。
明智は私の隣に腰を下ろし、そして私の視線をたどり、彼も窓の外…向かいの古本屋を眺めだした。

しばらく無駄話をしていたのだが、おかしな点に気づく。
本泥棒があった。しかも30分の間に4件だ。
店になにかあったのだろうか。
私と明智は様子を見に行くことにしたのだが…

著者情報

江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)

日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。


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・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。