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源氏物語(十九) 薄雲(うすぐも)

源氏物語(十九) 薄雲(うすぐも)

著者:紫式部/与謝野晶子

再生時間:1時間14分5秒

提供:パンローリング

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内容紹介

与謝野晶子による現代語訳を朗読しオーディオ化しました。

多様な人物たちの織り成す複雑な心理描写を、分かりやすく情感豊かに読み上げました。またそれぞれの帖の冒頭では翻訳者の与謝野晶子が、その帖の内容を一首の歌にして見事に表現しています。

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源氏物語は、紫式部によって書かれた全五十四帖から成る長編小説。

期間にして74年、四代の天皇の御代に渡る壮大な物語であり、その文章の構成や美しさ、人物の心理描写の面などからも、日本の文学史上最古にして最高傑作とも言われています。

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源氏物語 第十九帖 薄雲(うすぐも)

思い悩んだ末に明石の君はついに娘の明石の姫君を紫の上に預けることを決意する。光源氏は母と子を引き離してしまった自分の罪深さを心苦しく思う。紫の上も、二条院に迎えた明石の姫君のかわいらしさを見るにつけ、母親はどれほど悲しく寂しいことだろうと、明石の君を思いやる。

藤壺の女院が重い病に伏した。源氏は深く悲しみ、見舞いに伺うが、藤壺はそのまま息を引き取る。

法要の済んだ後、藤壺に長く仕えていた僧が、冷泉帝に出生の秘密を打ち明ける。光源氏が実の父親だと知った冷泉帝は源氏に譲位を申し出るが、源氏は辞退する。冷泉帝の態度を不思議に思った源氏は、もしや真実を知られたのではないかといぶかり、王命婦(おうみょうぶ)を訪ねて問うが、王命婦は誰にも秘密を洩らしていなかった。

冷泉帝から寵愛を受けている亡き六条御息所の娘・斎宮の女御(さいぐうのにょご)が二条院に里帰りをした。源氏は六条御息所への罪滅ぼしに、親代わりとして斎宮の女御を後援していたが、恋愛の相手として情を深めたいという気持ちが高まっていく。源氏に言い寄られ困惑する斎宮の女御の姿を見て、源氏はようやく自制する。

源氏は、明石の君のことをたえず気にかけ、通うのに困難な大井の山荘にも時おり足を運ぶのであった。


著者、翻訳者情報

作者:紫式部(むらさきしきぶ)

平安時代中期の女性作家、歌人。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。父は越後守・藤原為時。母は摂津守・藤原為信女。夫である藤原宣孝の死後、召し出されて一条天皇の中宮であった藤原彰子に仕えている間に『源氏物語』を記した。

現代語訳:与謝野晶子(よさの・あきこ)

作家、歌人。大阪府堺市生まれ。旧姓は鳳(ほう)。本名「志よう」。幼少時から文学や古典に親しみ、10代半ばで和歌を投稿するようになる。歌人・与謝野鉄幹が創立した新詩社の機関誌「明星」に歌を発表。鉄幹と恋仲となり鉄幹とともに上京し、処女歌集「みだれ髪」を刊行。のち鉄幹と結婚し、「小扇」「舞姫」「夢之華」などの歌集を刊行し、女流歌人としての名声を確立。その他作品には、「君死にたまうことなかれ」「常夏」「佐保姫」「春泥集」「青海波」「夏より秋へ」「朱葉集」「火の鳥」「太陽と薔薇」などがある。


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