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小説を書くということ
講演者:吉村昭
1984年8月10日 紀伊國屋ホール
再生時間:56分36秒
提供:新潮社
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内容紹介
小説を書くには、自分とその周辺のことを赤裸々に描く勇気がいる。小説とは書かざるを得なくなってはじめて書けるものであると著者はいう。こどもの時から経験した多くの親族の死、自らの闘病、空襲の時の風景…。そこから著者は、刻一刻過ぎ去る人生の時間というものの大切さを学んだ。学生時代の文芸部での活動から作家になるまでを語った自伝的文学論。
内容項目
父親のことを作文に書いたとき/空襲のときの記憶/若き日の結核との戦い/時間が流れるということ/学生時代の文芸活動/プロの作家として文壇へ/小説『破獄』『長英逃亡』のこと/弟の死と『冷い夏、熱い夏』
講演者紹介
吉村昭
1927(昭和2)年、東京生まれ。学習院大学在学中から創作を始め、1966(昭和41)年、『星への旅』で太宰治賞を受賞する。同年『新潮』に発表された『戦艦武蔵』で脚光を浴び、以後、記録文学、歴史小説の分野で大きな足跡を残す。代表作に『ふぉん・しいほるとの娘』『破獄』『冷い夏、熱い夏』などがある。1997年、日本芸術院会員。2006(平成18)年逝去。