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文学と生活
1975年10月29日 京都
再生時間:20分54秒
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提供:岩波書店
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内容紹介
文学と生活との共通性を、仮設を立てて進む態度にみる。仮設の結果は問題ではなく、そのための洞察力、そして何よりも進むことが重要であると説く。仮設の最たるものが革命や宗教的ユートピアだとし、それが容易に実現しないこと、実現したとしても理想と反対に行きがちなところに文学と実人生の難しさを思う。作家の柔らかな語り口と自在な着想も味わっていただきたい。
講演者紹介
石川淳
1899―1987年 東京生まれ 小説家 1935年『佳人』を発表後、作家活動に入る。20代にジイドなどのフランス文学の影響を受け、また江戸文学への造詣も深い。敗戦直後に『焼け跡のイエス』を発表し大きな話題となり、「新戯作派」などとも呼ばれたこともあったが、『狂風記』、『至福千年』などスケールの大きい作品を続々発表した、昭和を代表する作家。写真家の石川直樹は孫。
注釈
平賀源内
1728―1780 江戸時代の蘭学者、文学者、発明家。エレキテル(静電気発生装置)や油絵の紹介、浄瑠璃などの文学作品など多才な活躍をした。
オーギュスト・ヴィリエ・ド・リラダン
1728―1780 フランスの詩人・劇作家・小説家。主な作品に『残酷物語』、『未来のイブ』など。早くから才能を示し、幻想的、唯美的作風は同時代のボードレール、ゴーチエ、ユイスマンス、マラルメなどに影響を与えた。