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解体新書の周辺
講演者:吉村昭
1994年10月24日 角館図書館後援会
再生時間:1時間11分41秒
提供:新潮社
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内容紹介
江戸時代、杉田玄白、前野良沢、ふたりの蘭方医が解剖書「ターヘルアナトミア」の翻訳に挑んだ。小説『冬の鷹』を執筆した著者が、解体新書をめぐる当時の様々なエピソードを紹介する。その後、杉田玄白は栄達し、前野良沢は貧窮する。鎖国していながら世界情勢を把握し、外国勢力に対抗しようと懸命に生きた多くの学者、文化人、庶民の人間模様を語る。
内容項目
江戸時代に人間の身体を切り開くということ/杉田玄白、前野良沢の驚き/翻訳の悪戦苦闘と虚構/その後の杉田玄白、前野良沢/平賀源内、小田野直武とのかかわり/開国前の社会情勢
講演者紹介
吉村昭
1927(昭和2)年、東京生まれ。学習院大学在学中から創作を始め、1966(昭和41)年、『星への旅』で太宰治賞を受賞する。同年『新潮』に発表された『戦艦武蔵』で脚光を浴び、以後、記録文学、歴史小説の分野で大きな足跡を残す。代表作に『ふぉん・しいほるとの娘』『破獄』『冷い夏、熱い夏』などがある。1997年、日本芸術院会員。2006(平成18)年逝去。